自分のWebサイトがなくても記事をネットで公開する方法
自分のサイトがなくても記事を公開できる場所を選び、リンクプレビューで伝わる書き出しとカバー画像を用意して、SNSでシェアする方法。
記事を公開するのに、Webサイトを作る必要はありません。ブログサービス、Web上にバックナンバーを残せるニュースレターツール、記事を載せられるプロフィールページのどれを使っても、文章に専用のWebアドレスが付きます。1つ選んで役に立つ記事を1本書き、読者がいる場所でリンクを共有しましょう。
このガイドでは、架空のコミュニティガーデンの会員ルーカスが、クラブで初めて開いた種の交換会について書く様子をたどります。独自ドメインや、サイトを自分で作る方法は扱いません。
公開する場所を選ぶ
登録する前に、次の選択肢を比べます。ユーザー名はアドレスの一部になることが多いので、ずっと使い続けられる名前を選びましょう。読者がRSSやメールで購読する方法はリンクまとめページのガイドで説明しています。
| 選択肢 | 向いている用途 | 始める前に確認すること |
|---|---|---|
| ブログサービス | 1つのアーカイブにまとめる定期的な記事 | アドレス、エクスポート、広告、有料記事の仕組み |
| Web上にバックナンバーを残せるニュースレターツール | 主にメールで届ける文章 | 号ごとの公開ページ、投稿と購読者のエクスポート |
| 記事を載せられるプロフィールページ | SNSアカウントと並べて置く文章 | 読者の購読方法、エクスポート、ページのアドレス |
ルーカスはすでにX (Twitter)とMastodonに投稿しているので、それらのアカウントと並ぶプロフィールページが合っています。Studioの公開ページ(reunified.com/@handle)はこの形で、記事がノートや連携したアカウントと並んで表示されます。どこで公開するにしても、最初の記事を公開する前にエクスポートの方法を確認しておきましょう。
1つの問いに答える記事を計画する
記事が答える問いを1つ書き出します。ルーカスの場合は「小さな種の交換会はどう運営すればよいか」です。これを「小さな種の交換会の開き方」のような分かりやすいタイトルにします。次に、読者が目で追って探しそうな見出しを4〜6個挙げます。ルーカスの見出しは5つで、日時と場所を決める、種を持ってきてもらうよう呼びかける、封筒にラベルを書く、テーブルを運営する、次に変えたいこと、です。
各セクションに具体例を1つずつ入れます。たとえば封筒のラベルなら、植物名、品種、採種した年です。問いに答え終えたら、そこで書くのをやめます。
問いに答える書き出しを書く
ページを開く前に表示される説明文は、多くの場合あなた自身の文章から作られます。Googleによると、スニペットは主にページのコンテンツ自体から作成されます。また、最初の数文をリンクプレビューの説明に使う公開ツールもあります。そのため、最初の2文で問いに答えましょう。
ルーカスの書き出しは「小さな種の交換会に必要なのは、無料で使える部屋と、種の種類ごとに1台のテーブル、そして手書きでラベルを書ける封筒です。私たちはある日の午後に2時間で開催したので、続けたいことと変えたいことを紹介します」です。「初投稿へようこそ」のようなあいさつや、画像のキャプションで始めないでください。プレビューでは、読者に何も伝わりません。
リンクプレビュー用のカバー画像を付ける
多くのSNSやチャットアプリは、共有されたリンクを、ページのタイトルと画像を載せたカードとして表示します。Metaの共有ガイドでは1200 × 630ピクセル以上の画像が推奨されており、縦横比は1.91:1に近い形です。切り抜かれても被写体が欠けないよう、被写体が中央にある横長の写真を使い、文字は入れないか、数語にとどめます。ルーカスは種の封筒を写した横長の写真を使います。
これらのカードは通常、og:titleやog:imageなどのタグから作られます。この2つは、Open Graphプロトコルで必須とされる4つのプロパティに含まれます。ホスティング型のサービスなら、通常はタイトルとカバー画像からこれらが自動で設定されます。
記事の中の画像には、サービスが対応していれば説明(代替テキスト)を付けます。代替テキストのチェックリストを参考にしてください。
記事を公開し、確認して共有する
公開したら、スマートフォンのプライベートウィンドウで記事を開き、読者に見える状態を確認します。すべての画像とリンクを確かめます。アドレスを下書きの投稿や自分宛てのメッセージに貼り付けて、プレビューカードを確認します。画像やタイトルが違っていたら、リンクプレビューのガイドで直し方を確認できます。
リンクは「新しい記事を書きました」だけで済ませず、役に立つ一文を添えて共有します。ルーカスはこう書きます。「無料の部屋と封筒1箱で、初めての種の交換会を開きました。準備、ラベル、次に変えたいことをまとめています」。この投稿をX (Twitter)とMastodonに載せます。
数日後に、封筒のラベルなど1つのポイントについて、続きの投稿を1つ予定しておきます。1本の記事から複数の投稿を作る方法は記事をSNS投稿に変えるガイドで説明しています。
過去の文章を再掲載し、記事を最新に保つ
ルーカスは4月に、クラブのニュースレター向けにトマトの種の採り方についての記事も書いていました。クラブの許可を取ってから、冒頭に「初出:Riverside Garden Clubニュースレター、2026年4月」という1行を入れて再掲載します。多くのサービスでは、そのサービスで公開した日付しか表示されないので、この1行で最初に掲載された時期を読者に伝えられます。
誤りを直したときは、「10月14日訂正:テーブルは3台ではなく4台でした」のように、日付入りの注記を末尾に加えます。タグはそろえましょう。ある記事では「種の交換会」、次の記事では「種交換」を使う、ということは避けます。ルーカスは両方の記事に同じ2つのタグ、「種」と「コミュニティガーデン」を付けます。
Studioでは、見出し、リスト、リンク、画像を使って記事を書き、カバー画像と最大10個のタグを付けて、すぐに公開するか予約できます。カバー画像は1200 × 630の共有用画像に切り抜かれます。reunified.com/profileの「データとプライバシー」にある「データをダウンロード」を使うと、各記事がMarkdownファイルとして入った.zipを受け取れます。Studioはまだ利用できませんが、ウェイトリストに登録できます。
