パスワードを共有せずにSNSアカウントをチームで共有する方法
X (Twitter)やTelegramなどのアカウントにメンバーそれぞれのアクセス権を与え、下書きと公開の担当を決め、メンバーが抜けるときはアクセス権をきちんと削除します。
パスワードを共有せずにSNSアカウントを共有するには、メンバー一人ひとりに専用のアクセス権を与えます。X (Twitter)の「アカウント権限の付与」(Delegate)やTelegramのチャンネル管理者のような、SNS自身の役割を使うか、オーナーが一度だけ接続する投稿ツールを使います。パスワードを知っているのはオーナーだけです。ほかのメンバーは自分のアカウントでログインし、必要な権限だけを持ちます。
このガイドでは、役割、確認の流れ、アクセス権の削除を扱います。広告アカウントや共有の受信箱は扱いません。
パスワードを共有すると困ること
2段階認証ではコードが1台のスマホや1つのアプリに結び付くため、パスワードを共有するチームは、2段階認証をオフにしたり、チャットでコードを送り合ったりしがちです。ログインが一つだけだと、誰が投稿したのか分かりません。また、全員が使っているパスワードを変えない限り、一人のアクセスだけを取り消すこともできません。
ここで使う例は架空のものです。3人で営むパン屋「Rye & Rise」は、X (Twitter)、Bluesky、Telegramチャンネルに投稿しています。オーナーのミラは、投稿文を書くトメクと、季節限定で手伝う写真担当のアデに、X (Twitter)のパスワードを教えています。
SNS自身の役割機能があれば使う
X (Twitter)には、パスワードなしでアカウントを共有できる「アカウント権限の付与」機能があります。共有するアカウントでx.comにログインし、「アカウント」、「セキュリティとアカウントアクセス」、「アカウント権限の付与」の順に開きます(英語表示ではYour account、Security and account access、Delegate)。相手を管理者またはコントリビュータとして招待し、相手が承諾すると有効になります。どちらの役割も投稿と予約投稿ができ、管理者はさらに、ほかのメンバーの招待とポストアナリティクスの閲覧もできます。パスワードとログイン認証を管理できるのはオーナーだけで、パスワードを変更しても、権限を付与したメンバーは削除されません。
Telegramのチャンネルでは、オーナーが管理者を任命し、それぞれに個別の権限を与えられます。管理者はオーナーのアカウントではなく、自分のTelegramアカウントを使います。オーナーは管理者の署名をオンにして、どの管理者が投稿したかを表示することもできます。
Blueskyなどほかのネットワークでは、ヘルプページで役割の機能があるか確認するか、投稿ツールを使います。
ミラは、Blueskyを含む3つのネットワークすべてに、一つの投稿ツールを使うことにします。全員が自分のアクセス権を持てたら、X (Twitter)のパスワードを変更し、2段階認証をオンにします。
誰にどの権限が必要か決める
最初は全員を最小限のアクセス権から始め、実際の作業で必要になったときに権限を追加します。一時的に手伝う人には終了日を決めておきます。
| 権限 | ミラ(オーナー) | トメク(文章担当) | アデ(写真担当) |
|---|---|---|---|
| ネットワークを接続 | はい | いいえ | いいえ |
| 下書きの作成と編集 | はい | はい | はい |
| 公開と予約 | はい | いいえ、承認を依頼する | いいえ |
| インサイトを表示 | はい | はい | いいえ |
| プロフィールを編集 | はい | いいえ | いいえ |
アデのアクセス権は夏のシーズンが終わると終了するので、ミラはその日付を書き留めておきます。
投稿ツールでアカウントを一度だけ接続する
投稿ツールを使う場合は、一人が各ネットワークを、そのネットワーク自身のログインページで接続します。ツールがパスワードを見ることはなく、メンバーはそれぞれ自分のログイン情報を使います。Telegramの場合、ツールは通常、チャンネルの管理者にしたボットを通じて投稿します。手順はTelegramボットのガイドで説明しています。ツールが、人ごとに権限を設定できるか、2段階認証を必須にできるか、アカウントを接続し直さずにメンバーを外せるかを確認してください。アカウントのメインのパスワードを求めるツールは避けましょう。
Studioでは、チームのオーナーが、チームとして投稿する@handleを作成します。権限はアプリではなく、Reunifiedのアカウントサイト(reunified.com/profile)で@handleごとに設定します。上の表の権限は、すべてここで設定できます。「ネットワークを接続」の権限を持つ人が、X (Twitter)、Bluesky、Mastodon、Misskeyにログインするか、Telegramのボットを追加します。オーナーは2段階認証を必須にできます。2段階認証を設定していないメンバーは、オンにするまでチームの@handleで公開できません。
ミラが3つのアカウントをすべて接続したので、トメクとアデはもうネットワークのパスワードを知る必要がありません。
下書きを作る人のために確認の手順を加える
権限を付与されたメンバーやチャンネルの管理者は、直接投稿します。先に下書きを確認したいなら、承認機能のあるツールを使うか、チームで決めた手順に従います。確認すべき点は承認チェックリストにまとめています。
Studioでは、下書きは書けても公開はできない人に、公開を依頼するボタン(Ask to publish)または予約を依頼するボタン(Ask to schedule)が表示されます。公開できるメンバーにはメールが届き、依頼は承認待ちの一覧(Awaiting)に表示されます。公開または予約すると、それで承認したことになります。差し戻し(Send back)を選ぶと、必要に応じてメモを付けて依頼を戻せます。
アデが朝に撮った写真で下書きを作ります。トメクが文章を仕上げ、土曜日8:00の予約を依頼します。ミラが予約すると、それで承認されます。値段が間違っていれば、ミラはメモを付けて差し戻します。
メンバーが抜けるときにアクセス権を削除する
次の手順は、すべて同じ日に行います。
- X (Twitter)で、その人へのアカウント権限の付与を解除します。権限を付与したメンバーの一覧でその人を選び、アカウントから削除します(英語表示ではMembers you’ve delegated to、Remove from account)。
- Telegramチャンネルの管理者から外します。
- 投稿ツールのチームから外します。
- その人が知っていたパスワードをすべて変更します。各アカウントのメールアドレス、電話番号、2段階認証の方法が自分のものになっているか確認します。
- 心当たりのないセッションからログアウトし、誰も使っていない連携アプリのアクセスを取り消します。X (Twitter)は、どちらの手順もアプリとセッションのガイドで説明しています。
- その人の下書き、保留中の依頼、予約投稿を、誰が仕上げるか、または取り消すかを決めます。
- 日付と、削除した内容を記録します。
Studioでは、メンバーを管理する人がアカウントサイトで「チームから削除」を選びます。その人はすぐにチームの@handleにアクセスできなくなり、アクティビティログに記録が残ります。
アデのシーズンが終わると、ミラはこのリストを順に進め、日付を記録します。Studioはまだ利用できませんが、ウェイトリストに登録できます。
