名刺のQRコードの作り方:何を入れて、どう印刷するか
名刺のQRコードで連絡先を保存させるかページを開かせるかを決め、情報が変わっても編集できるようにして、スマートフォンで読み取れるサイズで印刷する方法を解説します。
名刺のQRコードには、スマートフォンに保存させる連絡先そのものか、連絡先を載せたウェブページへのリンクを入れられます。コードに書き込んだ情報は、印刷後に変更できません。短縮リンクの転送先は変更できるので、変わる可能性がある情報にはリンクが向いています。コードは白い余白を付けて幅約2.5cmで印刷し、注文前に試し刷りをテストしましょう。
このガイドでは、展示会に向けて名刺を250枚注文する、架空のフリーランスのイラストレーターを例にします。Linksは短縮リンクとそのQRコードを作ります。ページや連絡先ファイルの保管はせず、連絡先の情報をコードに入れることもしません。
vCardのコードかリンクかを選ぶ
「vCard QRコード」には、vCard形式で書かれた情報そのものが入ります。リンクのコードに入るのはウェブアドレスだけです。
| コードに入れるもの | 印刷後の編集 | 注意点 |
|---|---|---|
| vCard形式の自分の情報 | できない | コードが密になり、マス目が小さくなる |
| 連絡先ページへの短縮リンク | できる | ページを公開し続ける必要がある |
| プロフィールやポートフォリオへの短縮リンク | できる | 連絡先の保存に手間が1つ増える |
vCardのコードは通信なしで使え、変わらない情報に向いています。載せる情報が少ないほど、マス目は大きくなります。イラストレーターはメールアドレスが来年変わるので、連絡先ページへのリンクにします。
スマートフォンで使える連絡先ページを用意する
ページの上部に、名前、肩書き、電話番号、メールアドレス、連絡先ファイル(.vcf)への「連絡先を保存」リンクを置きます。多くの連絡先アプリは、登録した項目を.vcfファイルとして書き出せます。そのファイルを自分のウェブサイトにアップロードしましょう。電話番号とメールアドレスもリンクにします。ページは公開されるので、誰に見られても構わない情報だけを載せてください。
Reunifiedのアイデンティティがあれば、reunified.com/@handleの公開プロフィールをそのページの代わりにできます。連絡先ファイルへの「連絡先を保存」リンクを固定すると、プロフィールの上部に表示されます。固定したリンクについては、プロフィールのリンク集を整理するガイドで説明しています。
スマートフォンのプライベートウィンドウでテストします。ページが読み込まれ、連絡先ファイルが開き、ログインが不要であることを確認しましょう。
編集できる短縮リンクとQRコードを作成する
Linksアプリで新しいリンクを押します。タイトルを「名刺・展示会」とし、連絡先ページを転送先に入力します。転送先はウェブアドレスでなければならないため、リンクから電話をかけることはできません。
リンクのページでQRコードを押し、SVGをダウンロードを選びます。SVGはどのサイズでも鮮明なままです。PNG(592 × 592ピクセル、2.5cmで約600dpi)は、SVGを受け付けない場面で使えます。コードに入るのはページのアドレスではなくreunified.linkのアドレスなので、印刷し直さずに転送先を変更できます。
名刺上のコードのサイズと配置を決める
名刺は約25cmの距離から読み取られるので、QRコードのサイズガイドにある「距離の10分の1」の目安から、余白を含めて幅約2.5cmが出発点になります。
Linksのコードにはどれもreunified.linkの短いアドレスが入っていて、マス目は29 × 29、余白を含めると37 × 37です。幅2.5cmなら1マスは約0.7mmです。同じ誤り訂正レベルで比べると、イラストレーターのvCard(名前、肩書き、電話番号、メールアドレス、ウェブサイトで約170文字)には53 × 53マス(余白を含めて61 × 61)が必要で、1マスは約0.4mmです。デンソーウェーブによると、マス目が大きいほど安定して読み取れます。
名刺では次の点を守ります。
- 四辺すべてに4マス幅の白い余白を残し、文字や名刺の端がかからないようにします。デンソーウェーブのコード領域の説明によると、QRコードにはこの余白が必要です。
- 無地の明るい背景に、濃い色で印刷します。
- 読み取れない人のために、コードの下に短縮アドレスを印刷します。0とo、1とlを見分けられるフォントを使いましょう。
- 何が起きるかを示すラベルを添えます。たとえば「読み取って連絡先を表示」です。
試し刷りをテストする
実際の名刺用紙に、最終的なサイズで試し刷りをします。用紙をまだ決めていなければ、マットと光沢の両方で刷りましょう。光沢紙では、反射した光がカメラに入り込むことがあります。
- 古い機種を含め、少なくとも3台のスマートフォンで読み取ります。
- iPhoneとAndroidのスマートフォンでページを開き、連絡先ファイルを保存して、保存された項目を確認します。連絡先ファイルの扱いは、スマートフォンやブラウザによって異なります。
- 印刷したアドレスをスマートフォンのブラウザに、小文字と大文字で入力します。
イラストレーターは、すべてのスマートフォンで問題がなかった場合にだけ注文します。
印刷後も名刺を使える状態に保つ
メールアドレスが変わったら、イラストレーターはページと連絡先ファイルを、今と同じアドレスのまま編集します。そのためLinksでは何も変更しません。すでに連絡先を保存した人の手元には、古い情報が残ります。
ページが移動した場合は、リンクを開いてメインの転送先を編集を選び、新しいアドレスを入力して保存し、古い名刺を読み取って確認します。変更後に確認することは、QRコードの転送先ガイドで説明しています。
リンクの作成は無料で、カウントされたクリック1回につき0.05クレジットかかり(現在の料金)、新しいアカウントには100クレジットが付与されます。クレジットがなくなるとリンクは一時停止し、訪問者にはリンクが利用できないことを伝えるページが表示されます。名刺を持っている人がいる間は、リンクを削除しないでください。削除は取り消せず、アドレスは完全に使えなくなります。印刷したコードが使えなくなるほかの理由は、QRコードに有効期限はある?で説明しています。
カウントされたクリックは、会った人の数ではありません。同じ人が2回読み取れば、2回とカウントされます。Linksは名刺に、転送先を変更できるアドレスを用意します。読み取れるかどうかは、印刷した試し刷りで確かめましょう。