AIチャットをMarkdownに書き出し、必要な文脈を残す
Monoのチャットやコード対話をMarkdownで保存し、内容を確認して引き継ぐ方法と、バックアップとして使えない範囲を紹介します。
チャットで決めたことをアプリの外にも残したいとき、エクスポートが役立ちます。Markdownはエディターで読めるテキストで、プロジェクトに添付したり、簡潔な引き継ぎ資料にまとめたりできます。
Monoでは、通常のチャットとコーディングの会話をMarkdownで書き出せます。このファイルは会話を読める形にしたコピーであり、アカウントの完全なバックアップでも、続きから再開できるエージェントのセッションでもありません。頼りにする前に、実際に何が保存されたかを確認してください。Monoは現在ウェイトリストで受け付けています。
1. 対話と目的を選ぶ
必要なのが会話全文なのか、決定事項の記録なのか、ほかの人への指示なのかを決めます。まず元の会話を書き出してください。短い要約は別に書き、チャットで何が言われたのかと、自分が何を結論づけたのかを区別できるようにします。
たとえばWebサイトのレビューなら、合意した変更、未解決の質問、コードの提案が必要かもしれません。同じ日の関係ない会話まではふつう必要ありません。対象のチャットを選び、残したい回答やツールの処理が終わるまで待ちましょう。
タイトルはファイルを探す助けにはなりますが、書き出しが完全であることは示しません。日時が重要なら、引き継ぎメモに書き出した日付を記録してください。
2. Markdownファイルを保存する
通常のチャットではプラスボタンのメニューを開き、「会話をエクスポート」を選んで保存先を指定します。Mono Codeのコーディングの会話では、書き出し画面に「クリップボードにコピー」と「Markdownで保存」があります。長く残すなら「Markdownで保存」を選んでください。
website-review-2026-10-08.mdのように内容がわかる名前を付けます。拡張子.mdはそのまま残してください。ファイル選択画面をキャンセルすると、何も保存されません。保存に失敗したら、アクセスできる別のフォルダーを試し、書き出しが成功したと考える前にファイルを開いて確認しましょう。
クリップボードへのコピーは短い引き継ぎには便利ですが、ファイルは保存されません。残す必要があるなら、どこかに貼り付けて保存してください。
3. 書き出された内容を確認する
ファイルをテキストエディターで開き、冒頭、途中のやり取り、最後の回答を確認します。Monoは会話のタイトルと話者ごとのセクションを書き出し、Markdownで表せる内容を含めます。
| 会話の内容 | 書き出しで期待できるもの |
|---|---|
| テキストメッセージ | 話者の見出しの下にある読める文章 |
| ツールの動作 | ツール名と、あれば応答テキスト |
| コード変更 | 利用できる場合、ファイルパスとコードブロック内の差分 |
| 画像 | 画像そのものではなく、画像があったことを示す印 |
| モデルの思考の過程 | 書き出しには含まれない |
コーディングの書き出しには、ツールの状態や変更されたファイル名が含まれることがあります。提案の説明には役立ちますが、テキストファイル内の差分はリポジトリ全体ではありません。重要な添付ファイルやファイルは別に確認してください。画像の印があれば、元の画像は別の方法で保存しましょう。
4. 短い引き継ぎメモを付ける
会話の前に自分で書いた短いメモを付けるか、元のファイルの横に保存します。
目的:ホームページの文章をレビューする。
決定:短い導入文を残す。
未解決:公開日を確認する。
次の作業:プロジェクト責任者に日付の確認を依頼する。
資料:会話記録と、別に保存したデザイン画像。自分の決定とモデルの提案を分けて書きます。会話の中でコマンドを実行すべきとされていても、結果を確認していなければ「コマンドは成功した」と書かないでください。可能なら、実際にレビューしたファイルや文書へのリンクを付けます。
この1分の手間で、読み手が最初のアイデアを承認済みの指示と取り違えるのを防げます。また、チャットのタイトルだけでなく、実際の作業名で書き出したファイルを探せるようになります。
5. 保存先と機密情報を見直す
書き出したファイルは、保存先の保存ルールと共有ルールに従います。Monoのアプリロックや暗号化同期は、別のフォルダー、メール、文書アプリに保存したコピーを守りません。
共有する前に、パスワード、キー、個人情報、ツールの応答が含まれていないか会話を読み返します。共有用の別のコピーからそれらを取り除き、必要なら元のファイルは残しておきましょう。
シークレットモードのチャットも書き出せます。書き出したファイルは別に残り続けるコピーなので、シークレットモードのチャットを閉じても削除されません。違いについてはプライバシーと同期のガイドをご覧ください。
6. 復元できないものを理解する
Markdownの会話記録では、アカウント設定、メモリー、スキルの設定、サインイン状態、コーディングエージェントの実行中のセッションは元に戻せません。完全なバックアップや、別のアプリで同じセッションを続ける手段として扱わないでください。
あとで作業を再開できるように、実際のプロジェクトファイルと、確認済みの次の作業メモを会話と一緒に残しておきます。継続して書く文章には、Markdownノートのガイドで別のやり方を紹介しています。元の場所から何かを削除する前に、書き出したファイルを開き直し、必要な情報が入っているかを確かめてください。
