共有リンクの移動先を使いやすくするアクセシビリティ確認
リンクの説明、キーボード操作、読みやすさ、フォーム完了までを確認し、移動先に問題がある場合の代替手段を用意する方法。
共有しやすいURLでも、開いた人が目的を達成できなければ役に立ちません。短縮リンクで、読みにくい文書が自動的にアクセシブルになったり、キーボード操作で抜け出せないフォームが直ったりするわけではありません。プロフィール、メッセージ、印刷物に載せる前に、移動先での一連の操作を確認しましょう。
これは手早い初期確認であり、アクセシビリティの本格的な監査ではありません。架空のワークショップ案内ページと申込フォームを例にします。メニュー、文書、問い合わせページにも同じ手順を使えます。重要な手続きは、スクリーンリーダーなどの支援技術を使う人にも試してもらいましょう。
クリックする前に目的を伝える
リンクの文言は、何が開くのかを説明します。「ワークショップの日程と申込」は、「もっと見る」というボタンがいくつも並ぶより明確です。ファイル形式、言語、ログイン要否が読者の判断に影響するなら、その情報も記載します。文書の紹介ページを先に開く場合は、すぐにダウンロードできるとは案内しません。
W3Cの文章作成ガイドは、意味のあるリンクテキストを勧めています。前後の文章も確認してください。ボタンの表現が明確でも、どのイベントや資料かを判断する文脈は必要です。印刷物ではQRコードの横に読めるURLと有用な連絡先を載せ、読み取り以外の方法でもアクセスできるようにします。
小さな画面で移動先を確認する
ログアウトした状態のスマートフォンで、実際に共有する短縮URLを開きます。ページのタイトルを識別し、次の操作を理解し、レイアウトに邪魔されず本文を読めるでしょうか。文字を拡大し、申込ボタン、説明、エラーメッセージが引き続き使えるか確認します。
重要な文章が画像だけになっていないか、説明が切れていないか、操作部分が重なった表示に隠れていないかを見ます。日程のスクリーンショットは見栄えがよくても、日付の読み取りや選択を難しくする場合があります。管理者に文字情報も用意してもらいましょう。PDFには別の文書共有チェックリストを使えます。
キーボードだけで目的の操作を試す
パソコンで移動先を開き、キーボードでリンクやフォーム項目を順に操作します。現在フォーカスされている場所が見え、目的の操作に到達でき、メニューやダイアログから抜け出せるかを確認してください。最初のボタンだけでなく、手続き全体を試します。
これらの確認でよくある問題は見つかりますが、すべてを網羅するわけではありません。次のステップとしてW3Cの簡単なチェックが役立ちます。ページ、操作部分、行ったこと、うまくいかなかったことを記録し、管理者が同じ状況を再現できるようにします。「ページがアクセシブルではない」より「Tabキーで申込ボタンにたどり着けない」のほうが、ずっと直しやすくなります。
フォームと実際に使える代替手段を確認する
ワークショップの例では、申込サービスにテストモードやテスト手順があれば、それを使って次を試します。
- 開催日、会場、必要なアクセシビリティ情報を見つける。
- 各必須項目のラベルと入力説明を確認する。
- 影響のない入力エラーを起こし、説明が理解できるか調べる。
- 修正して確認ステップまで進む。
- オンラインで完了できない場合の連絡先を探す。
テストのためだけに本物の予約をしないでください。必須の操作ができなければ、管理者に修正を頼むか、本当に使える別の方法を用意してもらいます。連絡先は、誰かが返事をしてこそ役に立ちます。誰も読まないメールアドレスは、本当のサポートではありません。
振り分けルールでも選択肢を残す
言語や端末でリンク先を振り分ける場合は、対象読者が使うすべての移動先と、ルールに一致しない場合の既定の移動先を確認します。一つのページがアクセシブルでも、別の経路までそうなるとは限りません。言語変更や一般案内ページへの入口を見つけやすくしておきましょう。
Linksは、訪問者の国や、ブラウザーの言語、プラットフォーム、端末といった情報をもとに移動先を選びます。これは本人の本当の希望とは限らず、使っている支援技術についても何もわかりません。スマートフォンを使っているというだけで、内容を削ったページに送らないでください。振り分けガイドでは、ルールの順序と言語判定の限界を説明しています。どの経路でも目的の作業を最後まで行えるか確認しましょう。
不具合を記録し、変更後に再確認する
短縮URL、移動先、端末や入力方法、作業、結果、担当者、次回確認日を簡単に記録します。紛らわしいリンク文言は掲載場所で、フォームや文書は元のサービスで直します。問題のある移動先を交換するときは、既存リンクを編集し、配布済みのURLをもう一度試します。
リンクが開き続けることも大切です。Linksで計上されるクリックごとにクレジットを使い、残高がなくなると、クレジットを追加するまでリンクは一時停止します。移動先だけでなく、リンクの費用を誰が払うかも確認し、長期的な計画には費用計画ガイドを使いましょう。LinksはURLを管理しやすくします。アクセシブルな内容と確認済みの経路があれば、より多くの人の役に立ちます。