短縮リンクとSEO:目的に合ったURLを選ぶ
変更可能なキャンペーン用転送とWebページの恒久移転を区別し、内部リンクを直接指定する方法と、転送先の確認手順を解説します。
短縮リンクを使うと、キャンペーンの管理が楽になることがあります。ただし検索順位は上がりませんし、サイトのメニューやページの恒久的な移転に向いたアドレスとも限りません。目的に合わせてアドレスを選びましょう。安定したキャンペーン用アドレスを共有するのか、読者のサイト内移動を助けるのか、既存のページを移すのかです。
このガイドでは、架空のワークショップサイトを例にそれぞれの目的を見ていきます。Linksの動作と、リダイレクトに関するGoogleの公開ガイダンスを説明しますが、検索エンジンがどのアドレスを表示するかを予測したり、順位の変化を約束したりはしません。
キャンペーン用の転送とサイトのページを分ける
キャンペーン用アドレスは人をコンテンツへ案内するもので、必要な情報は転送先のページにあります。ワークショップの説明、日程、予約情報は、役に立つ公開ページに載せておきましょう。アドレスを短くしても、その情報が増えるわけではなく、未公開のページが検索に出るようにもなりません。
予約サービスが変わっても使い続けたいポスターには、後から変更できる短縮リンクが便利です。自分のサイトのメニュー項目が単にワークショップのページを開くだけなら、そのページへ直接リンクし、余計な段階を省きましょう。習慣ですべての内部アドレスを短縮するのではなく、それぞれの転送がなぜ必要かを記録しておきます。
変更の内容に合った転送方法を選ぶ
Linksは一時的なリダイレクト(302)を使います。リンクの転送先はいつでも変えられ、ルールによって訪問者を別々のページへ送れるからです。共有する、編集可能なアドレスにはこれが適しています。ただし、自分のサイトに恒久的なリダイレクトを設定するためのツールではありません。
Googleのリダイレクトに関するガイダンスは、一時的なリダイレクトと恒久的なリダイレクトの違いを説明し、ページが完全に移転する場合はサーバー側の恒久的なリダイレクトを勧めています。302そのものはSEOの誤りではなく、意図が違うことを示すだけです。301にすれば順位が保証される、短縮サービスが決まった量の「SEO効果」を引き継ぐ、といった約束には注意しましょう。
恒久的な移転はサイト側で管理する
/workshops/old-nameが/workshops/new-nameに完全に移る場合は、サイトの管理者に、古いアドレスを適切な新しいページへリダイレクトしてもらいましょう。Linksで新しいアドレスを作っても、サイトの古いアドレスに表示される内容は変わりません。
メニューやほかの内部リンクを、現在のページを指すように更新します。サイトのcanonicalタグとサイトマップは、いつもの公開手順で確認しましょう。canonicalタグはページの正式なバージョンを検索エンジンに伝えるもので、サイト側の設定です。Linksに転送先を入力しても設定できません。転送は内容に合ったものにしましょう。終わったワークショップをすべて無関係なトップページに送っても、何が起きたのか読者にはわかりません。
不要なリダイレクトの連鎖を避ける
変更する前に、道のりを1つ書き出してみましょう。「ポスター → 古い短縮サービス → 新しい短縮サービス → 古い予約ページ → 現在の予約ページ」には、壊れたり変わったりしうるサービスがいくつも含まれます。自分で管理しているリンクなら、短縮サービスをさらに足すのではなく、現在の転送先へ直接向けましょう。
保存したら、実際の道のりを試します。ブラウザの最終アドレスで着いた場所はわかりますが、途中の各段階を確認するにはサイトのツールや開発者の助けが必要なこともあります。リダイレクトのループを避け、ルールと受け皿のページは別々にテストしましょう。共有済みのアドレスが元の提供元に頼り続ける理由は、移行ガイドで説明しています。
検索での見つかりやすさと訪問者の成功を分けて確認する
クリックが成功したことをSEOのテストとみなさず、2つのリストを使いましょう。
| 訪問者のチェック | サイトと検索のチェック |
|---|---|
| 共有した短縮リンクから約束した内容に届く | 想定した公開ページを検索エンジンがクロールできる |
| メインの転送先と関係するルールが動く | canonicalタグとサイトマップが公開計画と一致している |
| フォームや文書での作業を最後まで終えられる | 利用できるなら、検索ツールでページの実際の状態がわかる |
| 終わったキャンペーンでも何が変わったかを説明している | 内部リンクが現在の関連ページを指している |
ブロックされたページ、ログインの壁、壊れたフォームは、転送が成功していても問題です。そして、自分のブラウザで開けるページがインデックスされているとは限りません。アクセスできるならSearch Consoleの実際のデータを使い、クリック統計から順位を推測しないでください。
役割を大きく見せずにアドレスを管理する
短縮リンクごとに、担当者、目的、転送先、確認日を一覧にしておきましょう。サイトや予約システムが変わったら確認します。手作業で元に戻せるよう前の転送先を残し、共有済みのリンクを更新するときは編集ガイドを使いましょう。
リンクが使える状態を保つことも必要です。Linksは計測対象のクリックに料金がかかり、クレジットがなくなるとリンクは停止します。サイトの保守と短縮リンクの予算を、担当者が見える状態にしておきましょう。Linksはキャンペーン用アドレスの管理を助けます。良い転送先ページと正しいサイト設定は、それとは別に、読者の役に立ち、検索エンジンに見つけてもらう役割を担います。