PDF内のリンクのクリック数を計測する方法
PDFの各リンクに短縮リンクを設定してクリック数を計測し、複数のビューアーでテスト。数字の読み方と、ファイルを送ったあとに転送先を変更する方法も解説します。
PDFには、リンクのクリックを知らせる仕組みがありません。クリック数を数えるには、文書内の各リンクを、自分で管理する短縮リンクに向けます。短縮リンクがクリックを数えてから読者を目的のページへ送り、PDFを送ったあとでも転送先を変更できます。
このガイドでは、架空のウェディングフォトグラファーが作った6ページの料金案内を例にします。リンクの計画、追加とテスト、クリック数の読み方、あとからリンクを変更する方法までを扱います。LinksはPDFの保管や編集はしません。PDF全体を1つのアドレスで共有する方法は、PDFを短縮リンクで共有する方法を参照してください。
短縮リンクでPDFからのクリックを数える仕組み
メールで送ったり、ダウンロードや印刷をされたりしたPDFは、相手の手元に残るコピーを編集できません。そこで、料金案内の「日程を予約」ボタンには reunified.link の短縮リンクを設定します。短縮リンクはクリックを数えてから予約フォームを開きます。フォームの場所が変わったら、PDFではなく短縮リンクを変更します。
UTMタグだけでも、自分のウェブサイトの分析ツールでPDFからの訪問を確認できます。短縮リンクなら、予約サービス上にあるフォトグラファーの予約フォームのように、自分で運営していないページへのクリックも数えられます。
文書内のリンクごとに短縮リンクを1つ用意する
リンクごとに専用の短縮リンクを用意すれば、数字でそれぞれを区別できます。
| ページ | リンクのテキスト | 短縮リンクのタイトル | 転送先 |
|---|---|---|---|
| 2 | ポートフォリオを見る | 料金案内・ポートフォリオ | ポートフォリオのページ(タグ付き) |
| 5 | 日程を予約 | 料金案内・予約 | 予約フォーム |
| 6 | 料金一覧 | 料金案内・料金 | 料金のページ(タグ付き) |
ポートフォリオと料金のページはフォトグラファー自身のウェブサイトにあるので、UTMタグを付けます(UTMガイド)。Linksは短縮リンクに付け足したものを転送先へ引き継がないため、タグは保存する転送先に入れてください。
https://example.com/portfolio?utm_source=price_guide&utm_medium=pdf&utm_campaign=wedding_2026リンクの名前は、PDF内のどこに載っているかにちなんで付け、人にちなんだ名前は付けません。カップルごとにリンクを作らず、タイトルに人の名前も入れないでください。
WordやAcrobatで短縮リンクを追加する
各短縮リンクは、あいまいな「こちら」ではなく、「ポートフォリオを見る」のように行き先がわかるテキストに設定します。PDFが印刷される可能性があるなら、短縮アドレスも一覧にして載せましょう。この料金案内では最終ページに載せています。短縮アドレスは大文字で入力しても開けます。
Wordでは、テキストを選択して挿入タブのリンクを選び、ファイル、Web ページを選んでから、アドレスに短縮リンクを入力します(Microsoftの手順)。ページの完全なアドレスを入力すると、Wordがそのページへ直接リンクすることがあります。すべてのリンクについて、設定されたアドレスを確認しましょう。
完成したPDFにリンクを追加するには、AdobeのAcrobatの手順に従い、編集、さらに表示、リンク、リンクを追加または編集の順に選びます。ボタンの上をドラッグして長方形で囲み、Webページを開くを選んで次へを選択し、短縮リンクを入力します。
PDFを書き出し、複数のビューアーでテストする
PDFは、アプリの書き出しまたは保存のコマンドで作成します。PDFとして印刷すると、リンクが失われることがあります。下書きではなく書き出したファイルを、ウェブブラウザ、Acrobat ReaderなどのデスクトップのPDFリーダー、スマートフォンのPDFビューアーで開きます。すべてのリンクが正しいページを開くか確認し、印刷したアドレスの1つを手で入力してみましょう。
AcrobatとAcrobat Readerでは、PDFがウェブサイトを開く前に警告を表示するか、開くのをブロックするように設定できます(信頼性管理マネージャー(Trust Manager)の設定)。どちらもビューアーの設定によるもので、リンクが壊れているわけではありません。テストでのクリックもカウントされるので、テストした日時を記録しておきましょう。
リンクごとのクリック数を読む
Linksアプリでは、各リンクの統計に、7日間、30日間、90日間の日別のカウントされたクリック数、全期間の合計、国、デバイス、参照元などの内訳が表示されます。PDFからのクリックは参照元サイトがない状態で届くことが多く、直接アクセスとして表示されます。そのため、これらの短縮リンクはPDFの中だけで使いましょう。
数字の意味は次のとおりです。
- ほかの人に転送されたPDFからのクリックもカウントされます。
- 繰り返しクリックされると、そのたびにカウントされます。
- 認識されたボットやリンクプレビューはカウントされませんが、カウントされたクリックが人の数を表すわけではありません。
- Linksは誰がファイルを開いたかを知らず、ファイルが開かれた回数、ダウンロード数、読まれたページ数も数えません。
LinksはIPアドレスを保存せず、Cookieも設定しません(分析とプライバシーのガイド)。その後に何が起きたかは、自分のウェブサイトの分析ツールと予約サービス自体の記録で確認してください。
PDFを送ったあとで転送先を変更する
3か月後、フォトグラファーは新しい予約フォームに切り替えます。Linksアプリで「料金案内・予約」を開き、古いアドレスを控えてからメインの転送先を編集を押し、新しいフォームのアドレスを入力して保存します。短縮リンクは変わらないので、これまでに送ったすべてのコピーが新しいフォームを開くようになります。リンクに転送ルールがある場合は、それも確認しましょう(編集ガイド)。そのあと、古いコピーからテストします。
リンクを使える状態に保つには、次の点に注意します。
- リンクの作成は無料で、カウントされたクリック1回につき0.05クレジットかかり、新しいアカウントには100クレジットが付与されます(現在の料金)。クレジットがなくなるとリンクは一時停止し、読者には「利用できません」というページが表示されます。
- コピーがまだ使われている間は、リンクを削除しないでください。削除すると、リンクは完全に使えなくなります。
- 新しい版を作るときは、リンクを使い回して1つのカウントにまとめるか、新しいリンクを作って版ごとに比べます。
Linksは、PDF内の各リンクにクリック数と、ファイルを送ったあとでも変更できる転送先を用意します。